だが世界はAndroidを選択した
昨日の記事では日本でiPhoneが売れすぎということについて語った。「iPhoneを持ってなきゃ時代遅れですよー」という社会からの同調圧力による一大ムーブメント。日本ならではの現象というところ。それを如実に表してる記事があったので紹介。
調査リポート:Android、世界スマートフォン総出荷で8割超──IDC調べ - ITmedia Mobile
米調査会社IDCは11月12日(現地時間)、2013年第3四半期(8~9月)のOS別世界スマートフォン出荷シェアを発表した。同社の調査で、米Googleの「Android」のシェアが初めて80%を超えた。
なんとグローバルではAndroidが約8割もシェアを占めているそう。iOSはたったの12.9%。対して日本でのiPhoneのシェアについてはこんな予測までされている。
アルクーリ氏は、日本では「(iPhoneは)来年、市場シェアが50%近くになる」と話した。
どうも日本の情勢と世界の情勢でだいぶ差が生じているようだ。世界ではAndroidが圧倒的なシェアを獲得しているのに対し、日本ではiPhoneがシェアを伸ばし続けている。
もともとiPhoneが日本で流行り始めたきっかけとして、極度に特殊な進化を遂げたガラパゴスケータイへの反発があったと思っている。初代iPhoneがアメリカで発売した当初、ネット上では「世界ではAppleが作ったiPhoneというケータイがめっちゃ流行ってるらしい。でも日本のキャリアどもは取り扱う気配すらない。俺らにも早く使わせろやヴォケ。」みたいな声をよく見かけた(初代iPhoneは日本未発売)。当時は日本でiPhoneが受容されることに関して懐疑的な声も多く見られたが、そんな声を物ともせずにイノベーター達は世界的なビッグウェーブに乗れる日を心待ちにしていた。そんなイノベーター達のグローバル端末への強い憧れが、日本での爆発的なヒットの引き金になったのではないかと思っている。
それがなんの因果か知らないが、またしても日本は世界の流れとは逆方向に向かい始めている。個人的な意見としては、色んな面白いデバイスを生み出せる余地のあるAndroidにもっと頑張って欲しいと思っている。少なくとも、市場からAndroid端末が排除されるようなことだけは無いようにバランスは取って欲しい。これまではdocomoがAndroid専門キャリアであることによりバランスが保たれてた部分はあったので、そこが崩れてどうなるか…。どうなっちゃうんでしょうね……。
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