Android端末メーカーの苦悩

Samsung、2015年にはスマートフォンも4Kに──Analyst Dayで発表 - ITmedia ニュース

 

Android端末はスペックが上がるにつれてどんどん差異化が難しくなっている。その中で各メーカーはなんとか差異点を出そうと必死に努力している。

差異点の中でもいちばんわかりやすく、かつ訴求力が高いのはデバイススペックでの差異化。その点で、強みとなるデバイスを握っているメーカーは強い。↑の記事にもあるように、SamsungはフィルムディスプレイとCPU。シャープならIGZO、ソニーならカメラというようなところ。

強みとなるデバイスを持たないメーカーは厳しい。ブランド価値やソフト面での差を出すしかない。富士通のらくらくシリーズはその例だろう。

ただ、デバイスを持つメーカーにとっても、デバイスの強みを活かせるのは精々最初の1~2機種だけ。だから更にスペックを上げたデバイスを開発する。そしてまた他メーカーに追いつかれる。その繰り返し。結果として、ユーザー置いてけぼりのオーバースペックの誕生。

なんとかこのループを脱せる企業が日本から出て欲しいものですねぇ。