YouTubeのチャンネル登録者数を自動で増やしてくれるサービス「SubMeNow」
YouTubeに動画をアップしている人の中には、自分のチャンネル登録者数が気になって気になってしょうがない人も多いと思う。今日は、そんなチャンネル登録者数を自動で増やしてくれる謎のサービス「SubMeNow」を紹介する。このSubMeNow、無料で1日10人まで自分のYouTubeチャンネルの登録者数を増やしてくれる。それと引き換えに、システムが自分のアカウントから他のSubMeNow利用者のチャンネルを自動で20人登録する。つまり、SubMeNow利用者の中で登録したりされたりすることで、チャンネル登録者数を増やしていこうというサービス。チャンネル登録はシステムが勝手にやってくれるので、煩わしさは一切なし。すごい!
とは言え、正直怪しいサービスではあるので、利用は自己責任でお願いします。
SubMeNowのアカウント登録方法
1. http://www.submenow.com/ にアクセス。「Subscribe Me Now」をクリックする。
2. Googleのアカウント情報を求められるので、チャンネル登録者数を増やしたいアカウントでログインする。
3. YouTubeアカウントをSubMeNowと紐付けて良いかという確認。「Accept」をクリック。
4. SubMeNowのページに戻るので、書かれている内容に同意したら「Accept」をクリック。
以上でアカウント登録は完了。
使い方
5. 以下の図がログインした後の画面。登録したい人数に応じて5つのコースがある。そのうち無料で利用できるのは左の2つ。今回は、チャンネル登録して貰う人数10人、自分から登録する人数20人のFree+というコースを選択。「Subscribe Me Now」をクリックする。
6. プログレスバーが表示されるのでしばらく待つ
7. 完了のポップアップが表示される。Closeを押して消す。
8. 自分のチャンネルページを見て、登録者が増えていたら成功。テストでやったときはなぜか10人ではなく11人になっていた。
まとめ
やってみると拍子抜けするほど簡単にチャンネル登録者を増やすことが出来た。1日10人だけとは言え、毎日続けたら相当な数の登録者になりそう。まぁこの方法で登録者数を増やしたところで、動画の再生数が増えるわけではない。しかし、登録者数が増えることでチャンネルへの注目度は増すかも知れない。普段から面白い動画をアップしているのに、いまいち知名度が上がらないという人は試してみてもいいかもしれない。試すときはあくまでも自己責任で。
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就活という茶番劇をあえてポジティブに捉えてみる
12月1日から2015年新卒の就職活動が開始された。ニュースではリクナビやマイナビが主催する合同説明会の様子が連日のように放映されている。そこには、リクルートスーツを着た若者たちがゴミのように群がる光景が映し出されている。企業ブースでは、意識の高い学生達が企業の説明員に対して必死でアピールをする。大して中身の無い説明を必死で頷きながらメモしたり、大して興味もない「御社の成長戦略」を質問してみたり。僕もちょうど3年前はそんな茶番劇の最中にいた。何の気の迷いか合同説明会に参加したりもした。今思うと、あんなの1ピコも参加する価値は無かったと断言できる。あれに参加しようがしまいが、内定出る奴には内定出るし、出ない奴には出ないのだ。
もはや誰がどう見ても滑稽以外の何物でもない日本の新卒就活市場。そのバカらしさに気づいていながら、その輪廻から逃れられない企業と学生たち。どうせ逃れられないんだから、割りきってポジティブに捉えてみればいいじゃない。今日は、僕が3年前の就活を通して成長できた数少ない事柄を書いてみる。就活生は読むとタメになるかもしれないよ!
でっち上げ能力の向上
就活になると、とにかく自分の過去の行動や意見に対する動機を問われる機会が多くなる。面接やエントリーシートでは、過去の自分がとった行動に対する動機を問う設問が頻出する。「なぜあなたはそのときその行動をとったんですか?」「なぜあなたはそのときそう思ったのですか?」と言ったように。こっちからしてみれば「知るか覚えてねえよボケ」なんだけど、それでももっともらしい理由を無理やりにでも作り出さなければいけない。そういやこう思ってたかもなーみたいなあやふやな感じでも、そうであったと既成事実化して虚構の自分を創造する。これが世に言う自己分析と呼ばれるやつ。まさに茶番。
茶番ではあるんだけど、意外と社会に出るとこういう場面に出くわすことが多い。自分の意見や行動に対して、上司が「なんでこんなことしたいの?」とか「なんでそう思うの?」とか質問してくることはよくある。「いや理由なんかねーよ」と答えたいんだけど、それをグッと我慢して考える。考えて捻り出す。たとえ実際の動機と異なっていたとしても、論理的に筋道が通った回答をでっち上げる。そして、でっち上げた回答をドヤ顔で報告する。まさに僕らが就活でやってきたことじゃないか。つまり、僕らは就活を通し、知らず知らずのうちに社会人として必要なでっち上げ能力を高めていたということになる。就活ばんざい。
準備力がつく
僕みたいなスクールカースト下位だった人間にとって、会議などでプレゼンをすることは苦痛でしかない。カースト下位の人間は、人前で自分を晒すのを極度に恐れるのだ。恐いからこそ準備をする。準備をすればなんとか乗り切ることはできる。それは入念であればあるほど良い。
このスタンスは就活の面接のときに身につけたものだ。僕は長期的な思考能力には比較的長けているが、瞬発的な思考能力は皆無だと自分で思っている。要はアドリブ力が無いということ。面接には絶望的に向いていないと言える。だからこそ、事前に入念な準備をしておかなければならなかった。想定される質問をリストアップし、それに対する回答、更にその回答に対して想定される質問、その質問への回答、……といったように、深堀りを続ける。そうすれば、全ての質問に対して十分な回答が用意できる。たとえ想定外の質問が飛んできたとしても、用意しておいた回答を応用すればなんとか答えられる場合が多い。
このような準備力というのは、社会人になって結構役立つものだ。最近になって特にそう感じるようになった。就活ばんざい。
さいごに
クソみたいな就活だったけど、振り返ってみれば成長できた部分もあったなぁという話。もしこれを読んでる就活生がいたら、ぜひポジティブな気持ちで頑張って欲しい。もし万が一、就活で失敗したとしても、そこで人生が決まるわけではない。新卒でしぶしぶ入った会社が合わなかったら辞めちゃえばいい。僕も新卒2年目で転職を経験したわけなので。新卒至上主義とは言われるものの、ちょっとぐらいの寄り道は許容してくれる社会になってきている。気楽な気持ちで最後まで頑張って欲しい。
スマートウォッチが流行らないたった1つの理由
ZTEもスマートウォッチの投入準備 - 来年第2四半期にも発売へ(WSJ報道) - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
中国の大手スマホメーカーであるZTEがスマートウォッチを開発中というニュース。
”スマートフォンの次はウェアラブルデバイスだ。まずはスマートウォッチの時代が来る。”
こんな論調をここ1~2年でよく目にするようになった。そんな論調に呼応するように、有力メーカー達は次々にスマートウォッチを発表。ここ数ヶ月の間に発表もしくは発売されたスマートウォッチを挙げるだけでこんなにある。
- Samsung - Galaxy Gear
- SONY - SmartWatch 2
- Qualcomm - Toq
- Pebble - Pebble
- Adidas - miCoach SMART RUN
この他にも、AppleのiWatchはずいぶんと前から噂になっているし、GoogleやMicrosoftもスマートウォッチを開発中という噂もある。しかし、僕の周囲でスマートウォッチを身につけている人をまだ見たことがない。実際のところ、僕にはどうもスマートウォッチが流行する未来が想像できないのだ。それはなぜか。スマートウォッチという技術には明確なビジョンが無いからだ。
スマートウォッチは完全に言葉だけが先走っている技術だと言える。スマートウォッチという大層な名前がついていながら、現状ではスマホの着信をお知らせしたり、メールの内容をチラ見する程度の機能しかない。言ってしまえば、ガラケーの背面についてたサブディスプレイ程度の価値しか持っていないのだ。スマートウォッチによって、ユーザーの生活にどれほどの革新が与えられるのか、明確なビジョンを打ち出したメーカーはまだ存在しない。だからユーザーはスマートウォッチを購入するメリットを見出すことができない。だから流行らない。
もはやバズワードと化したスマートウォッチを泥沼から引きずり出せる可能性を持っているのは、恐らくAppleのiWatchだけだろう。Galaxy Gearのように、単純にiPhoneとの連携ができるだけではとてもイノベーションとは呼べない。僕らの想像もつかないような革新的な使い方を提案する必要がある。iWatchはスマートウォッチ市場の起爆剤になれるのか、注目して発表を待ちたい。
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「理系だからコミュ障でOK」はあんまり許されない
このブログを立ち上げてから20日経った。投稿した記事の数はこの記事を含めて15。1日平均0.75記事。飽きっぽい僕にしてはわりと頑張ってる方だと思っている。今日は、僕がブログを始めたきっかけを書こうと思う。
自分の意見を持たない人間は必要とされていないことに気づく
僕は自分の意見を伝えるのがとにかく苦手な人間だ。日本人にありがちなことなんだろうけど、そんな日本人の中で見てもかなり下位に属するんじゃないかと思うぐらい苦手。というか、そもそも自分の意見というものを持っていないことが多い。ニュースとか見ても、本とか読んでも、「ふーん」で終わらせてしまう。なんら自分の糧にならない。
子供の頃からそうだった。読書感想文とかマジファックだと思ってた。何時間かけても全く書けない。本を読んでも感想とか抱かないのだ。結局、親に手伝って貰ってなんとか仕上げたり。だから理系の道に進んだ。理系ならば、もう二度と読書感想文なんて書かなくても良い。理系ならば、論理的に導き出される唯一の解を追い求めさえすれば良いと考えたからだ。
だけど、社会人になって、現実はそうではないことがわかってきた。起こった事象に対する自分の解釈や意見を正しく他者に伝えること。これは理系の専門職でも当然必要なことだった。理系だからといって、コミュ障では許されないのだ。
だからブログを立ち上げた
社会がそんなことを求めてくるなんて知らなかった僕は、当然困った。企業は意見を正しくアウトプットする能力を求めている。今思えば、大学時代にたくさん 書かされたレポートはその練習だったのだ。どうやら、あれはWikipediaの切り貼り作業の練習じゃなかったみたいだ。
だから、僕は自分の意見をアウトプットする練習の場として、ブログを立ち上げた。自分が興味を持っている最新モバイル業界事情やガジェットについて、自分の意見を発信する。これなら、負担もそれほど大きくなく続けることができるはずだ、と。
そして今に至る
そんなこんなで、ここまで4日に3日ぐらいは書き続けてこられた。せっかく書くからには、色んな人に見て欲しいとも考えていたりもする。まだまだアクセス数は少ないけれど、継続することで増えると信じてこれからも続けていきたい。
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Qualcommの動きを見れば未来のスマホがわかる!
クアルコム、「Snapdragon 805」などを発表--4K解像度に対応 - CNET Japan
Qualcomm(クアルコム)がモバイル向けの新しいプロセッサである「Snapdragon 805」を発表したというニュース。まずはこのSnapdragonってなんぞやというところから説明したい。
Snapdragonって何?
Snapdragonはスマートフォンやタブレット向けのSoC(System-on-a-chip)のブランドであり、Qualcommの現在の主力製品。スマートフォンやタブレットの脳みそのようなもので、こいつがスマホの中にある多種多様な機能の全てを統制している。Snapdragonと同じような機能を持つ競合製品としては、NVIDIAのTegra、Texas InstrumentsのOMAPなんかがある。しかし、今現在、市場に出回っているスマートフォンやタブレットの大半はSnapdragonが採用されている。
Snapdragonを積んでいるスマホ
では、どのぐらいのスマートフォンにSnapdragonが積まれているのか実際に見てみよう。以下の図は、2013年10月以降にdocomoから発売されるスマートフォンの一覧。データはスマートフォンデータベースより引用。
らくらくスマートフォンはとりあえず除外するとして、その他のスマートフォンは全てMSM8974というCPUを使っていることがわかる。このMSM8974というのは、上のニュースに登場したSnapdragon 805の一世代前のプロセッサで、Snapdragon 800という製品の型番。製品名がSnapdragon 800で型番がMSM8974。製品名がXperia Z1で型番がSO-01Fというのと同じ感覚で捉えて頂ければ良いと思う。
つまり、らくらくスマートフォン以外のdocomoの冬のAndroidモデルは全てSnapdragon 800を載せているということである。ちなみに、らくらくスマートフォンのCPUであるAPQ8064TもSnapdragon 600という製品のことを指している。いかにSnapdragonが世のスマートフォンに多く搭載されているか、このことからわかって頂けると思う。
「なんでどのメーカーもSnapdragonを搭載してるの?TegraとかOMAPとか競合製品はいくつかあるんでしょ?」という疑問は当然湧くと思う。が、それはそれを説明するだけで一つの記事が書けそうなので、今日の記事では割愛したい。たぶんいつか書く。
次のSnapdragonを見れば次のスマホがわかる!
全てのメーカーが同じ時期に同じプロセッサを搭載するということは、同時期に出るスマートフォンは全て同じような性能になる。新しいSnapdragonに新機能が搭載されていれば、同時期に出るスマホは全て同じ機能に対応することになる。実際のところ、これがスマホの差異化を難しくしている大きな要因の一つになっている。
最初の記事に話を戻そう。QualcommはSnapdragon 805と呼ばれる新しいプロセッサを発表した。記事から読み取れる情報としては以下のようなことが挙げられる。
- 搭載デバイスは2014年前半に発売
- 4K動画のキャプチャと再生機能を搭載
- 低光量の場所でもよりシャープで高解像度の写真を撮影できる
これらの情報から、2014年の夏モデルはみんな4Kに対応して、暗所での撮影がよりやりやすくなる!なんてことが予想できたりする。もちろん、プロセッサで対応していても、実際のスマホでは対応しないなんて場合もたくさんある。モバイルの4Kは、ディスプレイがまだ対応できない段階なので、登場はもう少し後になるだろう。だが、これから先のモバイルがどういう風に流れていくのか、ざっくりとした予測はつけることができる。これからもQualcommの動向は常にチェックだ。
キャリアプランなんて実は必要ないんじゃないかというお話
【全文書き起こし】Wantedly 仲暁子氏がTEDxKyoto 2013で語った、情熱を注ぎ込める仕事の探し方 | U-NOTE【ユーノート】
今日は仲暁子さんという方がTED×Kyoto 2013でプレゼンした内容についての感想を書く。仲さんは、京都大学卒業後にゴールドマン・サックスに入社したものの、24歳で会社を辞め、その後漫画家を目指したりした時期もありつつなんやかんやでFacebook Japanの立ち上げに参加し、今はWantedlyというサービスを提供するウォンテッドリー株式会社の代表をされているそうだ。
経歴だけ聞いても「はぁ。すごいですね。これからも頑張ってください。」としか言えないんだけど、プレゼンの最後の方の内容はなかなか面白かった。特に印象に残ったのがこの部分。
大切なことは「計画を立てない」こと
キーは「計画を立てない」ことだと思います。世の中の多くの人は、10年〜20年先のキャリアパスや自分の人生の計画を立て、そこから逆算し「自分が今何をすべきだろう?」と思い悩んで、勉強したり転職活動をしたりします。でも、そうではないんです。自分の立ててしまった目標以上のそれを超えることは出来ないと思います。
な、なんだってー
僕はこの10月に転職を経験した。転職活動をする中で、自分がどんなキャリアパスを歩みたいのか、1年ごとの目標を10年先まで事細かに書き出したり、それを面接でドヤ顔で披露したりした。「私は今後御社で6年間エンジニアとしての経験を積んだ後アメリカ支社へ渡って云々(ドヤァ)」みたいなご高説を垂れ流したり。まぁ転職活動のために作ったとはいいつつ、内容は本気でそうなりたいと願って作ったものだ。目標を立ててそれに向かって努力すれば夢は叶う、そう信じて。
そんな僕にとって、仲さんの発言は僕のキャリアに対する考え方を180度ひっくり返すものだ。計画を立てないことが大切。計画を立てずに、今、自分が情熱を注ぎ込めることにひたすら向き合う。世界有数の企業であるゴールドマン・サックスの社員という地位を捨て、自らの信念に従った彼女だからこそ説得力のある言葉。うーん。
確かに、キャリアプランを捨てるという選択は合理的であるとも思える。自分のいる会社や事業が今後数十年続いていくとは限らない。技術は革新し続けるし、社会は僕らが思いもよらないような方向へ向かっていく。どんなに綿密なプランを立てていても、必ずどこかでそれに従えなくなるときが来る。ならば、はじめからプランなど作らなければいい。今、自分が進みたいと思う方向へ情熱を向けること。これこそが、自分が本当に理想とするキャリアを描くための唯一の方法なのではないか。
思い返すと、僕の転職もそういう動機から生じたものだった。転職した理由は、ただ単純に仕事がつまらなかったから。僕はそこでの仕事に対して全く情熱を持つことが出来なかった。よく「3年間は石にかじりついてでも同じ仕事を続けなきゃダメだよ」なんてテンプレートみたいなご高説を垂れ流すご老害がいらっしゃるけれど、そんなのはクソ喰らえだと思っている。自分が本当に興味を持てること、情熱を傾けられる仕事に就いてこそのキャリアだと思う。
最近、たまに人生の終わりについて考えることがある。僕はどう生きたら「満足な人生だった」と心から言えるようなおじいちゃんになれるだろう?と。転職する直前に友人にそのことを話したら、彼はこう言った。
「君は今したいことがあるから転職するんだろう?そうやって今、自分がしたいと思うことに正直であるというのが君の最大の価値観なんじゃないかな。だから、そういう生き方を貫ければ、きっと満足な人生だったと思える日が来ると思うよ。」
いやーなんてできた友人なのだろう。これは空想上の友人ではなく、なんと実際に僕の周りにいる人間である。すごいやつだ。彼の言葉には凄く励まされた。
そんな感じで、これからも自分のモチベーションに正直に生き続けたいと思う。今を懸命に駆け抜けることが、後になって最大の幸福をもたらすと信じて。
「2013年第3四半期 日本国内スマートフォン出荷台数メーカー別シェア」を徹底解析
IDC Japanより携帯電話・スマートフォンの2013年第3四半期(2013年7~9月)の日本国内での出荷台数実績とメーカー別シェアが発表された。IDC JapanはIT専門の調査会社で、四半期ごとに携帯電話/スマートフォンのシェアデータを公表してくれている。今日は、スマートフォンのシェアのみに焦点を絞り、一年前の2012年第3四半期と比較して出荷台数がどのように推移したのか紹介する。
昨年とのシェアの比較
まずは、2012年の第3四半期(以下2012Q3)と2013年の第3四半期(以下2013Q3)のメーカー別の出荷台数シェアを比較する。以下の図はIDC Japanのサイトにて公開されている図を、比較しやすいよう並べたものである。
このグラフからわかることとしては
と言ったところ。Appleがシェアを伸ばしている理由としては、やはりdocomoからiPhone 5sとiPhone 5cが発売されたことが大きいだろう。SONYのシェア増の理由としては、昨年の同時期に日本国内で発売した製品がXperia GXとXperia SXの2機種しか無かったこと、その2機種も慢性的な在庫不足だったこと、今年はdocomoのツートップ戦略にXperia Aが選ばれたことなどが理由として考えられる。富士通のシェア減に関しては、昨年7月にdocomoから発売されたARROWS X F-10Dが、売上好調の割に不具合多発でブランド価値に大きく傷がついたこと、昨年はらくらくスマートフォンが好調だったことが挙げられる。合計出荷台数の大幅減に関しては、IDC Japanの元記事にこのようなことが書いてある。
このマイナス成長の主要因としては、NTTドコモ向けのスマートフォンの販売台数が大幅に減少したことと、1年前の2012年第3四半期は、主要半導体の供給不足の問題が解消されたことで出荷台数が高水準となっており、その反動が挙げられます。
ここで言っている昨年供給不足だった主要半導体とは、QualcommのSnapdragon S4 MSM8960であると考えられる。MSM8960は昨年同時期の各社フラッグシップモデルに搭載されていたCPUだ。そのような経緯はあるにせよ、どうやら日本国内でのAndroidの成長に陰りが見えているのも間違いないようだ。
昨年との出荷台数の比較
次に、各社スマートフォンの出荷台数について見てみる。以下のグラフは、先ほどの円グラフに書かれているデータから算出した、各メーカーの出荷台数の比較である。青の棒グラフが昨年7月~9月の出荷台数であり、赤の棒グラフが今年7月~9月の出荷台数を表している。
このグラフからわかることとしては
- 出荷台数で見てもAppleとSONYは成長傾向
- それ以外のメーカーは軒並み昨年比半分以下の出荷台数
と言ったところだろうか。
まとめ
日本国内のスマートフォン市場は既に飽和し、縮小傾向にある。その厳しい条件にありながら、AppleとSONYのみは成長を続けている。製品のデザイン性を高め、「iPhone」と「Xperia」というブランドを築き上げることに注力した両社の戦略が、日本の消費者とマッチした結果と言えるだろう。その他のメーカーにとっては非常に厳しい情勢。SONYに関しても、今年のQ4以降はdocomoがiPhoneを発売したことの影響は避けられないと考えられる。AppleがQ4でどこまでシェアを伸ばしてくるのか注目したい。
参考文献
2013年第3四半期 国内携帯電話/スマートフォン市場規模を発表
2012年第3四半期 国内携帯電話/スマートフォン市場規模を発表